ラップとクラシックの融合「交響ラップ」7・17開催 菊地成孔、呂布カルマら集結
2024年07月03日 13:10
芸能
菊池は「クラシック側が、サントリーホールという自分たちのホームグラウンドに『お前ら来て、ちょっとやれよ!』という話し。要するに、エリートがストリートを求めるんだっていう構図ですよね。それに呼ばれていって、仲良しこよしで終わっていては、ヒップホップじゃない。僕は最悪、指揮者の指揮棒を折る覚悟で行きますので。ぜひ、それを楽しみにして来ていただきたい」と意気込んでいる。
イベントを考案したプロデューサーの湯山玲子(63)は「言葉を持たないクラシック音楽。ラッパーたちが、どんな音楽を引き出していくのかが、このコンサートの真骨頂です!」と呼びかけている。
演奏は、パシフィックフィルハーモニア東京が担当。ベートーベンの「交響曲第7番 イ長調 作品92 より 第2楽章」、坂本龍一の「Anger - from untitled 01第2楽章」などの名曲を“トラック”としてピックアップ。楽曲が生まれた時代背景や、作曲者の意図を紐解き、刺激的なライム(歌詞)にのせて、会場を揺らしていく。
作家の吉本ばなな(59)は「予想がつかないことがあまりにも貴重になった今、見たことない、聴いたことない世界が約束されている、豪華な試みです」と推薦している。
開演は午後7時。全席指定で、未就学児童の入場は不可。詳細は、パシフィックフィルハーモニア東京:03-6206-7356(平日午前10~午後6時)へ。