党内不和…代表辞任求める声に維新・馬場代表「しかるべき時に判断」「何でも辞めたらいいものではない」

2024年10月31日 19:47

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党内不和…代表辞任求める声に維新・馬場代表「しかるべき時に判断」「何でも辞めたらいいものではない」
日本維新の会・馬場伸幸代表 Photo By スポニチ
 日本維新の会代表の馬場伸行衆院議員が31日、MBSテレビ「よんチャンTV」の取材にリモートで応じた。党内のゴタゴタについて語った。
 27日に投開票された衆院選で維新は5議席減。馬場代表は「自公過半数割れの目標は達成した。そこには自負がある」と前向きに語ったのに対し、大阪府知事の吉村洋文共同代表は「野党でひとり負け。大阪以外は完敗」と厳しい顔で、温度差が浮き彫りに。党内では馬場代表の責任を問う声や、代表辞任を求める声が噴出した。

 馬場氏はリモート取材で選挙結果についてあらためて問われ、「議席数が減ったということは負けと言える。これはわれわれ執行部の努力不足」と語った。辞任を求める声については「責任は十分感じてますから、しかるべき時にしかるべき判断をします」とした上で、「何でもいいから辞めたらいいというものではないと、私は思います」と続けた。与党の過半数割れによって、政局で国民民主党(以下、国民)とともにキャスティングボートを握る立場と言われながらも、党内不和状態だ。

 選挙後、立憲からは協力要請されたが、「ただ単に数合わせというのはこれまでも否定してきている。きちっとそこに至るまでのことを協議しないと無理ですよ、と」と考えを伝えたという。首班指名で決選投票になった場合も、野田氏の名を書く「可能性は低い」とした。

 一方、自民については、5月に党首会談で旧文通費をめぐる合意文書を交わすも反故にされた遺恨がある。今回、自民は国民にアプローチしているが、維新には「まったく連絡もありません」と馬場氏。「国民民主党さんと協議をするということですから、それはご自由にされたらいいと思いますが。ただ、自民党は狡猾ですから。聞いてるフリはしますが、そんなに簡単に野党側の声を聞く政党ではありません」と、チクリと刺した。

 「それをどうやって押し倒していけるか。うちの党を含めた野党側が考えていくことになりますね」と語り、「同じ手は食いませんよ」と、表情は穏やかながら、言葉には皮肉を込めていた。

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