党内不和…代表辞任求める声に維新・馬場代表「しかるべき時に判断」「何でも辞めたらいいものではない」
2024年10月31日 19:47
芸能
馬場氏はリモート取材で選挙結果についてあらためて問われ、「議席数が減ったということは負けと言える。これはわれわれ執行部の努力不足」と語った。辞任を求める声については「責任は十分感じてますから、しかるべき時にしかるべき判断をします」とした上で、「何でもいいから辞めたらいいというものではないと、私は思います」と続けた。与党の過半数割れによって、政局で国民民主党(以下、国民)とともにキャスティングボートを握る立場と言われながらも、党内不和状態だ。
選挙後、立憲からは協力要請されたが、「ただ単に数合わせというのはこれまでも否定してきている。きちっとそこに至るまでのことを協議しないと無理ですよ、と」と考えを伝えたという。首班指名で決選投票になった場合も、野田氏の名を書く「可能性は低い」とした。
一方、自民については、5月に党首会談で旧文通費をめぐる合意文書を交わすも反故にされた遺恨がある。今回、自民は国民にアプローチしているが、維新には「まったく連絡もありません」と馬場氏。「国民民主党さんと協議をするということですから、それはご自由にされたらいいと思いますが。ただ、自民党は狡猾ですから。聞いてるフリはしますが、そんなに簡単に野党側の声を聞く政党ではありません」と、チクリと刺した。
「それをどうやって押し倒していけるか。うちの党を含めた野党側が考えていくことになりますね」と語り、「同じ手は食いませんよ」と、表情は穏やかながら、言葉には皮肉を込めていた。