帝国劇場59年の豪華記念本制作 堂本光一は“帰還”に意欲 山崎育三郎、京本大我ら歴代主演の座談会も

2024年11月04日 04:00

芸能

帝国劇場59年の豪華記念本制作 堂本光一は“帰還”に意欲 山崎育三郎、京本大我ら歴代主演の座談会も
帝国劇場アニバーサリーブック「NEW HISTORY COMING」で対談を行った(左から)井上芳雄、中川晃教、京本大我、古川雄大、山崎育三郎 Photo By 提供写真
 建て替えのため来年2月に休館に入る帝国劇場(東京都千代田区)の59年の歴史を詰め込んだ全356ページの豪華記念本「NEW HISTORY COMING」が制作された。現在の劇場は1966年に開場し、「放浪記」「レ・ミゼラブル」など、再演を除いても350を超える演目を上演。故森光子さんや故森繁久弥さんら191人の俳優・スタッフの帝劇でのエピソードなどが、自身や周囲の人々の証言を基につづられる。
 KinKi Kidsの堂本光一は代名詞となったミュージカル「SHOCK」シリーズを25年間、同所で上演。「ナイツ・テイル―騎士物語―」「チャーリーとチョコレート工場」でも主演を務めたほか、作品の演出も担当するなど帝劇の歴史を語る上で欠かせない人となった。

 「(『SHOCK』では)あってはならない事故も、ケガもコロナ禍も経験しましたが、起きてしまったことをいかにプラスに働かせるかも考え、そういう全てを学んだのが帝劇です」と自身にもたらした影響について語った。建て替え後の帝劇の開場時期は未定だが「完成した時、自分が何をしているのか想像もつかないのですが、求められる存在でいられるように頑張らないといけない」と聖地帰還に意欲を見せた。

 さらに、山崎育三郎(38)やSixTONESの京本大我(29)ら「モーツァルト!」の歴代主演5人が勢ぞろいした座談会も実現。先日現帝劇ラスト公演を終えた「DREAM BOYS」で共演したSnow Manの渡辺翔太(31)とSixTONESの森本慎太郎(27)は、鳳蘭(78)と紫吹淳(55)とともに楽屋裏でのエピソードや作品の魅力について語った。

 1969年から「ラ・マンチャの男」に主演した歌舞伎俳優の松本白鸚(82)や、その姿を間近で見つめ共演を果たした娘の松たか子(47)へのインタビューなど満載の内容。演劇好きにはたまらない一冊となりそうだ。森繁さんや森さんらの名舞台の名場面をスマホを使って楽しめる仕掛けも盛り込まれている。12月20日に帝劇窓口で1万部が先行発売、来年1月15日に全国書店で発売される。(糸賀 日向子)

《西田敏行さんのインタビューも》 先月17日に急死した西田敏行さん(享年76)のインタビューも掲載される。西田さんは、故森繁久弥さんの代表作であるミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」の後を継ぎ、1994年から2001年まで通算261回主演を務めた。インタビューは7月下旬に所属事務所で行われ主人公の演技で大切にしたことや、上條恒彦(84)や故本田美奈子.さんら共演者への思いなどを昨日のことのように熱く語ったという。

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