小沢仁志 超有名デビュー作は「パワハラ」の嵐 「今だったら俺、デビューで終わり」の逸話とは
2024年11月04日 06:40
芸能
1972年放送開始の日本テレビの人気ドラマ。83年に犯人役の1人として小沢が参加した当時の若手刑事は世良公則演じる「ボギー」だった。そして「あの当時の俺たちの業界は、今だとパワハラとか言うけど、それ(パワハラ)でしかない」と振り返る。
「現場では録音部と照明部が怒鳴っているわ、カメラマンは監督と怒鳴り合っているわ、助監督なんか平気で役者を殴ったりするし」と、今では考えられない風潮で「ちょっと品行方正でいると、飲まれて食われる」と役者も殺気立って演技していたという。
デビュー作は犯人の1人というチョイ役。「初日、1時間早く現場に入って」とセットの中を見学していたら「テメエ!何役だ。ウロウロしねえで、早く着替えてこい!クソバカ野郎」と怒号が飛び、震え上がった。
さらに“ターゲット”になると大変だった。本番の際、テストと同じように演技していたら「セリフ変わったの聞こえてねえのか!」と怒鳴られたが、小沢は「俺は聞いてねえじゃん。プッチーンといって、殴っちゃった」とついに堪忍袋の緒が切れた話をすと、黒田は「殴っているやん」と苦笑い。小沢は「今だったら俺、デビューで終わり」と振り返っていた。