【天皇賞・春1週前追い】ブラック ビシッと加速ラスト11秒7
2017年04月20日 05:30
競馬
「けさは時計を出すように、との指示でした。そんなに出ていないけど乗っている感じは速かったです。一回使ってガス抜きができたようで雰囲気はちょうどいい感じ。イライラしているときは音に過敏になるけど、いいときは落ち着きがあって物事に動じない。今はそういう感じですね」
昨年暮れの有馬記念2着後は放牧を挟み、今季は大阪杯をステップに天皇賞・春、宝塚記念と中長距離G1・3戦に狙いを絞ってきた。休み明けの前走・大阪杯は道中3番手から早めに動き、そのまま押し切る貫禄の勝利。昨年の年度代表馬が存在感を示した。5歳春を迎え、もうひと皮むけた感すらある。この中間も追い切り以外でCWコース2周半を取り入れるなどハードな稽古を消化。清水久師は伸びしろを強調する。
「前走後もダメージはなかったし、もちろん上積みはありますよ。この馬は普通に調教しても全然、足りない。負荷がかからないんです。当時は気づかなかったけど今、思うと去年はまだ子供っぽかった気がします。その頃より体に幅が出たし、どこまで成長するのか分からないですね」
距離もコースも不問。安定感はズバぬけている。今年も春の盾獲りへ。メジロマックイーン(91&92年)、テイエムオペラオー(00&01年)、フェノーメノ(13&14年)に続く史上4頭目の連覇を狙っていく。