【フローラS】樫切符を狙って東上ヤマカツグレース
2017年04月20日 15:51
競馬
久々のフィリーズレビューはまだまだ上積みが見込める状態だったが、及第点の0秒8差5着。続く君子蘭賞はスローで逃げた勝ち馬を捕らえきれずの2着。ともに優先出走権獲得や賞金加算には失敗したが、決して悲観する内容ではなかった。迎えた3戦目の今回、出来はピークと言える。最終追いはCWコース単走で鋭く伸びて、6F82秒3〜1F12秒0をマーク。指揮官は「ホントにいい!」と目尻を下げる。
「動きも、反応も良かったね。休憩というか、充電が長すぎたけど、今になって良くなってきたよ」
2000メートルは未知の領域となるが、半兄ヤマカツエースはこの距離で重賞4勝を挙げる“10F王者”だ。もちろん、父ハービンジャーも中距離向き。血統構成を見る限り、1F延長が悪いはずがない。
「兄は二千で開花。妹も引っ掛かるタイプじゃないし、距離は大丈夫だろう。いいジョッキー(横山典)も空いていたし、何とかオークスには出したいね」
春の大舞台へ、ここが正真正銘のラストチャンス。結果だけが求められる一戦だ。