昨年の皐月賞馬ディーマジェスティは主戦・蛯名を背にWコースで6F79秒9〜1F12秒5(馬なり)。長めから俊敏な脚さばきで弾むように駆け抜けた。
蛯名は「最後の100メートルは多少重かったかな。でも時季的に暖かくなって、少しずつ絞れつつある。長距離向きに、シュッとした体になってくれれば理想」と休み明けの日経賞(6着)を叩き、着実な上積みを感じ取っている。動きを見届けた二ノ宮師は「息をつくるために長めに乗った。動きは良かったと思う。ジョッキーは“まだモコモコした感じ”と言っていたので、来週やってちょうど良くなりそう」とこちらも好感触。
明け4歳屈指の実力馬。昨秋菊花賞4着と長距離の資質は秘めている。天皇賞・春3回優勝を誇る鞍上は「ダービー以降はピリピリした面があったけど、だいぶ抜けてきた」と気性の成長をつかんでいる。G1・2勝目の資格は十分ある。