【ヴィクトリアM】ルージュ 馬なり併入も「どっしりしてきた」

2017年05月11日 05:30

競馬

【ヴィクトリアM】ルージュ 馬なり併入も「どっしりしてきた」
<ヴィクトリアM>併せで追い切るルージュバック(手前) Photo By スポニチ
 【G1ドキュメント=10日】小雨の降る美浦Wコースで行われたルージュバックの最終追い。セレノグラフィー(4歳500万)を1馬身先行させ、直線は内に馬体を併せた。馬なりのまま併入に持ち込み、ゴールを過ぎてからパートナーの前に出る形となった。走り自体は軽快で、フットワークも問題なし。ただ、動きを見届けた浜田には、何となく違和感が残った。
 モヤモヤを引きずったまま臨んだ会見。大竹師の言葉に答えが見つかった。「いつもなら相手を引き離すが、最近はズブさが出てきた」。そう、ルージュの最終追いと言えば、ゴール前で相手を一気に突き放すのが定番。違和感の“正体”は併入だった。トレーナーは「さすがに5歳。女の子から大人の女性になって、どっしり構える部分が出てきた」と説明した上で「それがいいのか、悪いのかは分からない」とも付け加えた。

 状態面の不安はない。「牧場でもしっかり乗っているので、放牧という表現が適当かどうか。今回は絞り切れない面があり、いつも以上に負荷をかけた」と、前走後も緩めることなく乗り込んできた。5着に敗れた昨年を「エンジンが掛かったところがゴール」と振り返った師。この点については主戦の戸崎が、あえて好位で運んだ前走を踏まえ「スタートから促して出していったことが、今回につながってくれれば」と期待を込めた。

 ミッキークイーン、レッツゴードンキ、クイーンズリング。既にG1タイトルを獲得した同世代の強豪と久々に相まみえる。「今まで戦ってきた相手が、一堂に会する素晴らしい舞台。モヤモヤした気持ちを晴らしたい」と師。牡馬相手に重賞3勝を挙げ、G1未勝利なのが不思議なくらいの能力の持ち主。淑女の落ち着きが本物ならば…。日曜の府中で本当の答えが出る。

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