【オークス】逃げ馬不在でスロー必至!キレ味勝負で台頭するのは?
2017年05月21日 13:37
競馬
逃げ馬不在でスローペースは必至。直線での瞬発力勝負となれば、牝馬特有のキレ味をもった馬が抜け出してくる。前哨戦・スイートピーS(東京芝1800メートル)はまさにそのような展開になり、18頭中11頭が上がり600メートルを33秒台で走った。このレースで1着のブラックスビーチ、2着・カリビアンゴールドはスローペースの経験が活かせるはず。
騎乗する武豊が「どのようなレースになっても対応できる」と信頼を寄せるリスグラシューも適応力がありそう。アルテミスS(G3、東京芝1600メートル)でそのリスグラシューを上回る33・3秒の末脚を披露し2着に入ったフローレスマジックもキレ味を秘めている。
桜花賞で敗れた馬も見限れない。馬場に泣いて12着と大敗したアドマイヤミヤビは東京コースでは2戦2勝で、ともに上がり600メートルを33秒台でまとめている。最速の末脚で6着まで追い上げたディアドラも虎視眈々。賞金加算のために7日の矢車賞(京都芝1800メートル)を挟む強行軍となったが、きっちり勝ってオークスに駒を進めてきた。両馬とも桜花賞より展開が向くと予想され、前進が見込めそうだ。