【オークス 馬券顛末記】我が本命は直線伸びあぐね…胸にモヤモヤ
2017年05月21日 17:09
競馬
と、言うのは自身のコラムで「今年は関西に勝ち馬がいない気がする」と書いたから。これであっさり関西馬に勝たれてしまうと、かなり格好悪い。“どこを見てるんや”という話になってしまう。取材と、自分のカンを信じた、ひとつの賭(か)けではあった。
息を飲んで見守った直線の攻防。いったんモズカッチャンが先頭に立ち、ヒヤリとしたが、ルメールに導かれたソウルスターリングは強かった。着差は2馬身を割るも内容は完勝。引き離された3着にアドマイヤミヤビ。この圧倒的な強さが“関西に勝ち馬いない”と感じた気配の正体だったか。
桜花賞馬レーヌミノルはまさかの13着。アドマイヤミヤビに、リスグラシュー(5着)も力をふり絞り、懸命に伸びて来たが勝ち負けまでには至らなかった。立ちふさがる強大な壁の前に関西馬は軽く“もてあそばれた”格好だ。
これでソウルに◎を打てればいいが、いまさら大本命馬に日和(ひよ)ることはできない。変わり身を期待した我が本命ホウオウパフュームは直線伸びあぐねて16着。声も出なかった。穴記者としての正解は6番人気で直線いったん抜け出したモズカッチャン。このピンポイントしかなかった。胸にモヤモヤとしたものを抱えながら、いよいよダービーウイークに突入する。今週こそだ。(大阪・競馬担当オサム)