【日本ダービー】G1“逃げ運”恵まれず…トラスト内枠引ければ
2017年05月24日 05:30
競馬
それでも運要素は別にして、今回は好転しそうな条件が並んでいる。「近走はずっと同じタイプの馬がいたけど、今回はクリンチャーくらい?ゲートは自信があるし、内を引ければポンと行けると思う」。前走で逃げた馬はおらず、前半は淡々と流れるダービーか。開催が進んだ東京の芝。楽な手応えで直線を迎えればその洋芝実績が侮れない。
この道20年の疋田厩務員だが、担当馬をダービーに送り出すのは初めて。「当日は雰囲気が違うと聞く。でも馬は疲れなく、カイバもよく食べていますからね。不安にさせないよう平常心で臨みたい」。取材中、ずっとおとなしく“自分の話”を聞いていたトラスト。同厩務員は「賢いし、かわいいんですよ。大目標だったダービー。頑張りたいね」と頭をなでた。今週末、日本中の競馬ファンの目が、先陣を切ったトラストに注がれるかも…。今はまだ厩務員に甘えている同馬を前に、高木は身震いする気がした。