名門オブライエン厩舎の3歳牝馬ウィンター。抜群のレースセンスで今春G1・4連勝。進境を見せたのが2走前の英ナッソーS。それまでのマイルから距離延長。しかも一線級古馬との初対戦だったが、3番手からロングスパートを決め快勝。父ガリレオは英愛ダービーと“キングジョージ”を制した名馬。全て「先行押し切り」という横綱相撲での制圧だった。そのDNAは産駒にもしっかりと継承され、14戦無敗の怪物フランケルなど活躍馬は多数。昨年の凱旋門賞Vファウンドも同じガリレオ産駒。“最強血脈”を継ぐウィンターが断然人気エネイブルを撃破しても驚けない。