【ジャパンC】クラウンVへ万全!ムーア志願の騎乗で好仕上げ
2017年11月24日 05:30
競馬
志願の騎乗。森助手は「以前からクラウンのことを気に入ってくれていて、今回、ぜひ乗りたいとオファーがあった」と、ムーア騎乗の経緯を説明。重賞初Vとなった14年東スポ杯2歳Sの手綱を取っており、よほど乗り味が印象深かったのだろう。「いつもは調教助手が乗っているので、ジョッキーが乗っての感触も聞いてみたかった」(森助手)という、陣営の思惑とも一致した。レースではライバルとなるアイダホに騎乗するため、公式なコメントを口にすることはなかったが、厩舎サイドには「年齢を重ねて、馬が自分のするべきことを分かっている。精神面も状態もパーフェクト」と伝えた。
宝塚記念(1着)、天皇賞・秋(2着)と近2戦の最終追いは単走だったが、今回は併せ馬を選択。森助手は調教の意図を「1週前の単走で、しまいがフワフワしていた。そこを矯正する意味で併せ馬にした」と説明。「反応を確かめる程度だったが、動きも良かった」と評価も上々だ。
東京2400メートルへの出走は3歳時のダービー以来。3着に敗れたが、上がりは最速(3F33秒8)をマークした。「この秋は国内専念と決めてから、使ってみたいと思っていた舞台。クラウンにとって能力発揮に最適の舞台だと思う」と森助手。潜在能力を高く評価する世界的名手が太鼓判を押した仕上がりなら、キタサンブラックをあっさり撃破しても不思議はない。