【ジャパンC】アイダホ 渋る馬場でも軽々ラスト1F12秒6
2017年11月24日 05:30
競馬
1つ上の全兄が16年凱旋門賞2着、G1・6勝ハイランドリールという良血。今年9回目のチャンピオンサイヤーを確定的にしている大種牡馬の父ガリレオはもちろんだが、注目は母父のデインヒル。同じ東京芝12Fの12年ダービー2着&13、14年の天皇賞・春を連覇したフェノーメノに、昨年の最優秀2歳牡馬サトノアレスなどと共通している。同助手も「芝の状態もチェックしたし、馬場がどうこう気になることはない。(雨で)ソフトになっても大丈夫」と日本の芝に太鼓判。例年、外国馬が苦しむ軽い芝。同馬の血は攻略の可能性を秘めている。
今年の凱旋門賞(8着)で逃げただけにその戦法も気になるが、同助手は「スタートがいい馬なのでどこからでも行ける」と話しており、7枠14番も問題ない。世界の名門・オブライエン厩舎が送り出し、ムーアが導く不気味な刺客。入国印でいっぱいのアイダホのパスポートに“G1初勝利”のスタンプが追加されるのはここかもしれない。