【阪神JF】マウレア進化!「桜V姉アユサン」超え完成度

2017年12月07日 05:30

競馬

【阪神JF】マウレア進化!「桜V姉アユサン」超え完成度
<阪神JF>2頭併せで追い切るマウレア(右) Photo By スポニチ
 【G1ドキュメント=6日】阪神JF登録馬は抽選組を含めて6頭のみの関東勢だが、顔触れは粒ぞろい。中でも血統面から注目を集めているのが13年桜花賞を制したアユサンの全妹マウレアだ。◎候補と考えている鳥谷越は、朝一番にWコースで行われた最終追いを緊張しながら見守った。
 僚馬ロードライト(2歳500万)を2馬身先行させ、スムーズに追走して直線は内へ。懸命に追われるパートナーを尻目に、馬なりのまま楽々と3馬身先着した。ラスト1Fは13秒7を要したが、この日のWコースは騎乗者たちが「凄く悪い」と口をそろえたようにバランスを崩す馬が続出する状態。手綱を取った嶋田(レースは戸崎)は「走りづらい馬場でも、いい動き。少し右に張る面があったのが、今日は真っすぐ走っていた。新馬戦の前から乗っているけど、どんどん良くなっています」と、良血馬の成長力を絶賛した。

 東京芝マイルを舞台に新馬→赤松賞と連勝中。2戦とも超スローで勝ち時計は1分37秒台と遅いが、窮屈な位置からグイッと抜けてきた勝ちっぷりは凄みがあった。手塚師も「性格はきついというか負けず嫌い。調教でも、どんな相手と併せても位負けをしたことがない」と精神力の強さをセールスポイントに挙げる。偉大な姉との比較でも「アユサンは体質が弱かった。現時点での評価はこちらの方が上」と断言する。

 G1で相手関係は一気に強化されるが、指揮官は「馬混みを経験しているのは強み。その経験が生きる混戦になればチャンスはある」と自信を隠さない。姉は7着止まりだった2歳女王決定戦だが、完成度で上回る妹なら、一気に頂点へ駆け上がる可能性も十分だ。

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