中山芝マイルを制したツヅミモンは着差(鼻差)以上の勝ちっぷり。好位で流れに乗り、直線は追いだしを待つ余裕があった。手応えほどは突き放せなかったが、相手が来れば来るだけ抵抗。将来性を含めてA評価にした。阪神芝1800メートルのラルムドールは、スローペースを外から力強く差し切りV。折り合いに不安はなく、センスが光る。
砂路線にも注目。中山のダート1200メートルを勝ち上がった外国産馬オーロリンチェは、先手を奪って後続を完封した。勝ちタイム1分11秒9は同じ日の準オープンV時計に0秒7遅いだけ。2歳戦としてはかなり優秀だ。阪神ダート1800メートルを豪快に差し切ったウェルカムゴールドも大物感が漂う。後方からまくって4馬身差V。エルムSを制したマチカネニホンバレの半弟で砂適性は十分ある。