【皐月賞】ジャンダルム下克上だ!人気薄V96年イシノと酷似
2018年04月11日 05:30
競馬
V候補の直前回避でピンと来たのが96年。弥生賞Vダンスインザダークが熱発、スプリングSを勝ったバブルガムフェローが骨折で戦線を離脱した。押し出される形で1番人気となったのはロイヤルタッチ。4戦3勝、当時中山で行われていたトライアル・若葉S2着の実績を残していた。結果は2着。この戦績、ワグネリアンとよく似ている。
【酷似】ロイヤルタッチを破って1冠目を制したのはイシノサンデー。皐月賞までに【3・1・2・0】と安定した成績を残しながら、当日は4番人気。直前の弥生賞で3着に完敗しており、評価を下げていた。今年のメンバーを見渡すと、これまた酷似した馬が1頭見つかる。
それがジャンダルム。イシノサンデーとの共通点は【2・1・1・0】の戦績、弥生賞3着に加え、2000メートルが未勝利だった点。微妙に評価を落とす要因ともなった。ただ、イシノは2000メートルで2戦して【0・1・1・0】。ラジオたんぱ杯3歳S(ホープフルSの前身)2着、弥生賞3着。地味ながら崩れず結果を残してきた点も含め、そっくりそのままジャンダルムに当てはまる。
【盲点】マイル戦でしか白星のないジャンダルムだが、2勝目となったデイリー杯2歳Sの2着カツジ、3着ケイアイノーテックは先週のニュージーランドTでワンツー独占。戦ってきた相手も強い。3戦続けて同じ舞台での競馬。「ホープフルSではハミをかんでいたが、弥生賞ではリラックスして走れていた」と池江師が振り返るように“舞台慣れ”したのも心強い。鞍上は皐月賞3勝の武豊。2度の試走で感触をつかんだ鞍上が、本番で盲点となっている“実力”を最大限に引き出してくれるはずだ。