【有力2歳馬情報】シルヴァースカヤの16 池江師「クラシック狙えそう」
2018年05月25日 16:03
競馬
同じセールで最高額(2億8000万円)で取引されたのは『サトノソロモン』(牡、母イルーシヴウェーヴ)。母はフランスのクラシックを制した名牝。530キロの雄大な馬格で、加速したときの破壊力は相当に高そう。「見た目にも迫力があって、サトノアラジン(昨年の安田記念覇者)に似た感じ。体は大きいが33秒台前半の脚を使えそうだね」と活躍を見込む。8〜9月のデビューを視野に入れている。
『サトノルークス』(牡、母リッスン)は同2億7000万円。全姉にタッチングスピーチ、全兄にムーヴザワールドがいる。「見た目がコンパクトで、いかにもディープ産駒らしい体形」。シャープなラインからも仕上がりは早そうで、夏の札幌への入厩が検討されている。『ダノンチェイサー』(牡)は牧場から素軽い動き。母は愛1000ギニーの勝ち馬で、タフな馬場もこなせそうだ。「しなやかで、ハジけそうな感じ」とジャッジ。夏のデビューを目指している。
続いては怪物フランケル産駒。『サトノナレッジ』(牡)は馬っぷりの良さが際立つ。「幅があって、フランケル産駒らしい体つき。芝のマイルから中距離ぐらい」。『モアザンソツカの16』(牡)はゴドルフィン所有の外国産馬。馬格は500キロ以上のパワー型だ。「筋肉質で、この馬もマイルから中距離ぐらいかな」とイメージする。
この他での注目馬は、厩舎に所属していたラブリーデイの全弟『ボッケリーニ』(父キングカメハメハ、母ポップコーンジャズ)。「兄とタイプが違って線が細い。薄手でスラッと見せて、ダンスインザダーク(母父)の血が出ている。距離も持ちそうだね」と兄に続く活躍を見込む。『オーロトラジェ』(牝、母ミュージカルウェイ、父オルフェーヴル)は、2015年のオークス、秋華賞の2冠を制したミッキークイーン(父ディープインパクト)の半妹。「毛色は違うけど姉に似ている。体つきも同じで線が細く良くは見せないけど、実戦タイプだと思う」とクラシック路線での活躍を期待する。