【安田記念】ペルシアン、統一マイル王へ魔法の末脚
2018年05月31日 05:30
競馬
「直線はやり過ぎないように動かしましたが、先週より素軽くなっていて息遣いも良かったですよ。無事にここまで来られましたね」
昨秋のマイルCSに続くG1タイトルに向け、3週連続の併せ馬でしっかり負荷をかけた。見守った池江師も「先週までは体に余裕があって動きはまだモッサリしてたが、何とか間に合ったかな」と太鼓判。今年の2戦は1800→2000メートルの中距離路線を歩んだだけに「久々のマイルが鍵」とポイントを挙げた上で「ギリギリまでタメれば、しっかり脚を使ってくれる」と持ち味の末脚には全幅の信頼を寄せている。
鞍上にとってはデビュー2戦(1→2着)で騎乗した2歳時以来のコンビ。「負けた相手もソウルスターリングでしたし、元々いい馬だなと期待していましたからね。この馬と共にG1に乗れるのがうれしい」と待ち望む。近3年の安田記念で2勝(15年モーリス、17年サトノアラジン)している鞍上の存在は心強い。
昨秋のマイルCSは後方一気で、実力年長マイラーを差し切った。3歳でマイルCSを制した馬は過去にサッカーボーイ、タイキシャトル、アグネスデジタルの3頭しかいない。そのうち、古馬になって安田記念に出走した2頭はV。池江師は「この馬も“名マイラー”になってほしい」と力を込めた。秋春マイルチャンピオンの座は譲れない。