【安田記念】ガニオン、夏男本領 津村「絶対にマイルがいい」
2018年05月31日 05:30
競馬
「1400メートルだと行き脚がつかなかったけど、久々を考えれば最後までよく頑張っていた。直線も少しスペースがなくなった。もっとスムーズだったら違っていたと思う」
――好位で器用に運んでいた。今回は強力な同型マルターズアポジーが不在だが、どういう形をイメージしているか?
「前回のような競馬でも大丈夫だけど、ここは何が何でもハナという気持ちがある。他に“絶対行きたい馬”もいなさそうなので、それほどマークは厳しくならないのでは」
――近2年の安田記念は逃げたロゴタイプが1→2着と好走している。
「ロゴタイプとはタイプが違うから何とも言えないけど、今の東京の馬場を見れば前が有利なのは明らか。内の芝が荒れていないので、何とか粘り込むような競馬ができれば」
――現状では1400メートルと1600メートルはどっちが合っている?
「それは絶対マイルの方がいい。ストライドが大きい馬なので、忙しい競馬は向いていない。むしろ1800メートルくらいあってもいいくらい」
――同馬といえば、全8勝が4〜8月と気温が上がるにつれて調子を上げるイメージ。昨年は4月末から谷川岳S1着→パラダイスS1着(6月)→中京記念1着(7月)→関屋記念2着(8月)と頑張った。
「返し馬とかで暑くなったから変わったなとは感じないんだけど、結果を見るとそういうタイプなんでしょう。どんどん気温が上がってきているのは、この馬にとってはいいことなんじゃないか」
――自身は夏と冬どちらが好き?
「真冬は寒さで体がこわばってしまって大変。自分は暑い方が体を動かしやすいし乗りやすい」
――第1回福島(4月)のリーディング騎手に輝くなど、調子が上がってきた印象。
「昨年の冬が個人的に凄く悪かったので、何とか福島開催で取り返せて良かった。このまま東京開催でも調子をキープしていきたい」
――最後に安田記念への意気込みを。
「相手は強いが、この馬の競馬をするだけなので。頑張りたいですね」。
◆津村 明秀(つむら・あきひで)1986年(昭61)1月5日生まれ、千葉県出身の32歳。美浦所属のフリー。04年3月6日の中京4Rブーゲンビリアで初騎乗。初勝利は同年21日の中京5Rマグマヴィーナス。JRA通算7625戦394勝。重賞11勝、G1は未勝利。1メートル68、51キロ。血液型O。