【安田記念】ガニオン、夏男本領 津村「絶対にマイルがいい」

2018年05月31日 05:30

競馬

【安田記念】ガニオン、夏男本領 津村「絶対にマイルがいい」
関西馬のウインガニオンに騎乗予定の津村は栗東にはいかず、美浦で調整する(撮影・近藤大暉) Photo By スポニチ
 G1開催週企画「インタビュールーム ウマい話あり」は、安田記念でウインガニオンに騎乗して初G1制覇を狙う津村明秀(32)の胸の内を聞いた。
 ――ウインガニオンの前走(京王杯SC7着)を振り返って。

 「1400メートルだと行き脚がつかなかったけど、久々を考えれば最後までよく頑張っていた。直線も少しスペースがなくなった。もっとスムーズだったら違っていたと思う」

 ――好位で器用に運んでいた。今回は強力な同型マルターズアポジーが不在だが、どういう形をイメージしているか?

 「前回のような競馬でも大丈夫だけど、ここは何が何でもハナという気持ちがある。他に“絶対行きたい馬”もいなさそうなので、それほどマークは厳しくならないのでは」

 ――近2年の安田記念は逃げたロゴタイプが1→2着と好走している。

 「ロゴタイプとはタイプが違うから何とも言えないけど、今の東京の馬場を見れば前が有利なのは明らか。内の芝が荒れていないので、何とか粘り込むような競馬ができれば」

 ――現状では1400メートルと1600メートルはどっちが合っている?

 「それは絶対マイルの方がいい。ストライドが大きい馬なので、忙しい競馬は向いていない。むしろ1800メートルくらいあってもいいくらい」

 ――同馬といえば、全8勝が4〜8月と気温が上がるにつれて調子を上げるイメージ。昨年は4月末から谷川岳S1着→パラダイスS1着(6月)→中京記念1着(7月)→関屋記念2着(8月)と頑張った。

 「返し馬とかで暑くなったから変わったなとは感じないんだけど、結果を見るとそういうタイプなんでしょう。どんどん気温が上がってきているのは、この馬にとってはいいことなんじゃないか」

 ――自身は夏と冬どちらが好き?

 「真冬は寒さで体がこわばってしまって大変。自分は暑い方が体を動かしやすいし乗りやすい」

 ――第1回福島(4月)のリーディング騎手に輝くなど、調子が上がってきた印象。

 「昨年の冬が個人的に凄く悪かったので、何とか福島開催で取り返せて良かった。このまま東京開催でも調子をキープしていきたい」

 ――最後に安田記念への意気込みを。

 「相手は強いが、この馬の競馬をするだけなので。頑張りたいですね」。

 ◆津村 明秀(つむら・あきひで)1986年(昭61)1月5日生まれ、千葉県出身の32歳。美浦所属のフリー。04年3月6日の中京4Rブーゲンビリアで初騎乗。初勝利は同年21日の中京5Rマグマヴィーナス。JRA通算7625戦394勝。重賞11勝、G1は未勝利。1メートル68、51キロ。血液型O。

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