【エリザベス女王杯】ルメール、無心でG1・5週連続Vへ
2018年11月08日 05:30
競馬
「強かったね。それまでのレースぶりも見ていたが春より強くなった印象を受けた」
――具体的には。
「春は先行してワンペースで走る印象だった。でも前走は馬の後ろにつけて、リラックスして走れていた。道中は非常に乗りやすかった。直線では凄くいい脚を使った。瞬発力はもちろん、パワーも感じた」
――今回は舞台が中山から京都へ。距離も2200メートルへと延びる。
「ハービンジャー産駒だし距離が延びることについては全く心配していない。前走は2000メートルだったが直線の手応えにはまだ余裕が残っていたし、ゴールを過ぎても全然止まらなかったくらい。前走の末脚なら、むしろ中山より京都の外回りの方がプラスかもしれない」
――ノームコアは3歳馬。今回は初めて古馬と対戦することになる。
「3歳馬が年長馬に勝つのは大変。今回も昨年勝っているモズカッチャン、G1で何度も好勝負しているリスグラシューがいる。簡単な相手ではない。ただ、ジェンティルドンナやブエナビスタのような存在ではない。力を出し切れば通用するはず」
――ジョッキーもこの秋は絶好調。先週はグレイスフルリープでJBCスプリントを制した。
「グレイスフルの橋口先生(慎介師)は、JRAで初めて大きなレースを勝ったそうだね。喜んでもらえて良かった。お父さん(弘次郎元調教師)にはハーツクライなどで、とてもお世話になったから。その息子さんの馬で勝てたのは僕にとってもうれしいこと。ただ、それだけ僕も年を取ったということだね(笑い)」
――ジョッキー自身も4週連続G1制覇の新記録を達成した。
「心身共に充実して、いい気持ちだね。フリーマインド(邪念のない状態)で乗れている。だから、レースもスムーズに運ぶことができる。凄くいいリズムで回っている」
――今週勝てば5週連続V。自信は。
「アーモンドアイを筆頭に3歳のレベルは高いと思う。ノームコアもかなりの能力を秘めているのは間違いないし、どこまで強くなるのか把握できていない。それくらい先が楽しみな馬。今回はあくまで挑戦者の立場。僕はノープレッシャーで乗るだけ。アーモンドアイもいないし、チャンスは十分あると思います」