ダート王決定戦「第36回フェブラリーS」(G1、ダート1600メートル)が17日、東京競馬11Rで行われ、武豊騎手騎乗の1番人気インティ(牡5=野中)が優勝し、G1初制覇。武豊は1年2カ月ぶりのG1勝利となった。JRA所属の女性騎手として初めてG1に騎乗した藤田菜七子のコパノキッキングは5着に敗れ、史上3人目となるG1初騎乗初優勝の快挙達成はならなかった。
好スタートからすんなりと先頭に立ったインティ。1度も先頭を譲らず逃げ切る完勝劇に、来月50歳になるレジェンドも「非常に強かったです」と満面の笑み。「元気がありすぎたので、自滅することだけは気をつけて乗ろうと思っていました。道中、良いリズムで走ってくれましたし、思い通り」とレースを振り返った。
これで7連勝。「期待はしていたんですが、ここまでになってくれてうれしい。伸びしろのある馬。ニュースター誕生だと思います」と相棒に最大級の賛辞を送り、全国リーディングのトップに立つなど、今年に入って絶好調の自身については「ブレークしていますね」とニヤリ。すかさず「普通にやっています」と笑わせた。