【ヴィクトリアM】武豊 ソウルにホレボレ「ここまでの馬いない」
2019年05月09日 05:30
競馬
「こんなに乗り味のいい馬はなかなかいない。柔らかさと力強さを兼ね備えている。さすがG1・2勝馬って感じです。藤沢和厩舎の馬はみんな奇麗ですが、この馬もとても美しい」
――美浦トレセンは久々?
「藤沢和厩舎の馬ではダンスインザムード(04年、秋華賞時)の芝コースでの追い切り以来じゃないかな」
――15年ぶりの美浦で迷子にならなかった?
「いや、コースが変わっていたので驚きました。(ポリトラックコース新設で)芝コースの幅員が半分になってる(笑い)。藤沢先生に“左回りだゾ”って言われていたけどWコースに入った馬はみんな右回りで調教しているじゃないですか。また一杯食わされたかと(笑い)」
――芝とポリトラックだけ左回り調教でしたからね。乗ってみたらイメージ通り?
「いや、乗る前の情報は良くなかった。クリストフ(ルメール)に聞いたりビデオを見たりしたが難しそうな印象でした」
――ところが、実際に乗ってみたら?
「追い切りではキャンターに下ろして、すぐ単走だからそんなに難しくなかった。レースでのコントロールはたしかに難しそうですがスピードがあるし、いかにもマイルが合っていそう。状態も凄く良さそう。ここまでの馬はいないですよ。調教に乗ってさらに楽しみになった」
――藤沢和師から追い切り騎乗の依頼があった。
「藤沢先生が“乗ってくれ”と言われたくらいだから何かあるのかな…とワクワクして美浦に来ました。おかげで乗らなきゃ分からない部分(口向きやハミの取り方、手前の替え方など)も分かった。それをレースにも生かしたい」
――昨年のヴィクトリアマイルは7着。コース適性はありそう?
「クリストフは(中距離より)マイルのほうがいいとはっきり言っていた。牝馬同士の東京マイル戦。ターゲットのレースですよ。掛かる心配があるのは確かですが、せっかくもらったチャンス。結果で応えたい」