【ヴィクトリアM】雄大駆けアエロ 海外経験で完成の域
2019年05月09日 05:30
競馬
初の海外遠征となった前走の米国G1・ペガサスワールドCターフ招待S(ガルフストリームパーク)は重馬場も響いて9着と大敗を喫したが、菊沢師は「輸出検疫、飛行機、環境の違いなど、さまざまなことに対応したアエロリットを改めて凄いと思った」と、むしろ収穫の方を強調する。その上で「去年のヴィクトリアマイル(4着)に向けての調整過程より今年の方がいい。体幹がしっかりして精神的にも落ち着いてきた」。完成の域に近づいたことをアピールした。
今回は6戦ぶりに、デビューから9戦連続で手綱を取っていた横山典とのコンビが復活する。「乗っていない時にも話はいろいろとしていた。成長したアエロリットを感じてもらえれば」。遠征の疲れを取って好調時の出来に戻し、あとは頼れる義兄に全権委任。「東京で巻き返したい」の言葉が力強く響いた。