【オークス】ラヴズ、無敗&兄妹G1制覇へ躍動感たっぷり
2019年05月16日 05:30
競馬
![【オークス】ラヴズ、無敗&兄妹G1制覇へ躍動感たっぷり](/gamble/news/2019/05/16/jpeg/20190515s00004145484000p_view.jpg)
「先週が最終追い切りのつもりでレベルの高い併せ馬ができたし、見ての通り良かった。今朝は馬なりというか楽走。瑠星(坂井)がうまく乗ったし、非常に順調に来ている」
同じく矢作厩舎に在籍していたリアルスティール(16年ドバイターフ勝ち)の全妹で栗東入厩前から注目された良血。きょうだいの共通点について「成長がゆっくりなところ」と伸びしろの大きさを強調しつつ「筋肉の質、柔らかさは兄以上」と素材の良さをアピールする。
これまで当日輸送の京都、阪神しか経験がなく遠征競馬は初めて。その状況でも力を出せるか。レース前の段階では体重が一つのポイント。「体は多少、減るかな。今はまだカイバを食べても実にならない。いろいろ考えて金曜に輸送する。過去3戦(466キロ→452キロ→456キロ)では白菊賞が一番良くなくて、あれより体を減らしたくない」と減っても忘れな草賞からマイナス4キロまでにとどめたい意向。さらに2桁の多頭数も当然2400メートルも未知の領域になる。「最終的には2000メートルがベストかな。でも心肺機能が高いし、普段の稽古の感じから折り合いはつくと思う。とにかくスムーズな競馬をしたい」と力を込めた。
騎乗するM・デムーロも「背中が柔らかくて跳びが奇麗。反応がいい」と称賛する逸材。課題をクリアすれば、史上5頭目となる無敗の樫の女王が見えてくる。
≪DMMのクラブ馬≫ラヴズオンリーユーを所有するDMMドリームクラブはいわゆる一口馬主クラブ。募集口数を増やして一口の金額を抑えていることが特徴だ。現3歳が募集2世代目。北野武命名で話題を呼んだキタノコマンドール(18年皐月賞5着、同ダービー12着)以来のG1挑戦で初制覇を目指す。