完全復活へ確かな手応えをつかんだ。マカヒキは坂路で単走。弾むようなフットワーク。前向きさを見せてグイグイと駆け上がっていく。4Fは自己ベスト50秒6をマーク。ラスト1Fもきっちり12秒5にまとめた。大江助手は手応えの良さを口にした。「時計が出たこと自体は評価できる。状態がいいから出たのだろう。前走よりもいい」
大阪杯は4着ながら後方から追い込んだ脚に見どころがあった。さすがダービー馬と思わせた。その後は在厩で調整された。「リラックスし過ぎてしまうと(状態を)上げていくのに時間がかかる。ストレスもないし在厩で調整する方が合っている」。短期放牧を挟む調整が主流となっている中、栗東でじっくりと鍛錬してきた。
洋芝の札幌記念で2着があり、タフな馬場もOK。道悪実績もある。勝てば国内では16年ダービー以来のV。待ちに待った白星は、すぐそこまで来ている。