【エリザベス女王杯】ノームコア、推進力抜群のラスト1F13秒2 萩原師も納得「非常にいい動き」
2020年11月12日 05:30
競馬
久々に2000メートル戦に挑んだ前走・札幌記念。それまでのスプリント~マイルの距離より楽に追走し、直線は中団からはじけた。G1馬のペルシアンナイト、ラッキーライラックを破っての価値ある勝利。同師は「札幌記念はきれいな競馬で勝つことができました。その延長であの時のようなパフォーマンスをという気持ちでやっています」と期待していた。
昨年はノームコアがヴィクトリアMを制し、半妹のクロノジェネシスが秋華賞を勝利。姉妹での同一年G1制覇を達成した。ジェネシスは今年の宝塚記念も6馬身差V。ノームコアがここを勝てば、84年以降では2組目となる「きょうだい馬による2年連続の同一年G1制覇」の快挙が成し遂げられることになるだけに楽しみだ。
2200メートル戦は、5着に敗れた18年エリザベス女王杯以来2回目、さらに阪神競馬場はキャリアで初の参戦となる。それでも萩原師は「距離は特に気にしていない。(阪神は)使ってみないと分からないが、競馬はどこでもしなくてはならないので」と意に介していない様子。あとは、90年キョウエイタップで同レースを制した名手・横山典に託すだけ。妹からのバトンを受け継いだ姉が“芦毛の名姉妹”の名を競馬史に刻んでみせる。