【函館新馬戦】“藤原英師二の矢”アスクワイルドモア!仕上がり上々、武豊背に11日デビュー
2021年07月06日 05:30
競馬
二の矢として期待されているのがアスクワイルドモアだ。今年の千葉サラブレッドセールにおいて6941万円(税込み)で落札されたキズナ産駒。函館競馬場へ入厩後、5本の追い切りを消化しており、仕上がりは上々。馬体重は460キロほどで、徐々に動きに俊敏さを見せ始めている。田中博助手は「ゲート試験をすぐにパスした。見た目も動きもいい。まだ前進気勢がないので、道中で促しながらですが、追うごとに体が軽くなり動けるようになってきた。気性的にこのくらいの距離が良さそう」と話した。
6月30日に芝コースで行われた1週前追いは、荻野琢が騎乗してプライムフェイズ(4歳2勝クラス)と併せ馬。3馬身追走してゴール前で仕掛けられると、鋭く反応して内併入。荻野琢は「素直でいい馬。手脚が長くて、いいリズムで走っていた。背中も良かったです。来週やればさらにギアが入りそう。どれだけ変わってくるか楽しみですね」と称賛した。
配合にも注目だ。母ラセレシオンはダート3勝ながら、全兄が10年青葉賞勝ち馬ペルーサ。サンデーサイレンス3×3のインブリードは珍しくないが、父も母父もサンデー系だとやはり強烈な印象で、大胆にしてワイルドな配合。両親ともサンデー系の配合で重賞馬は17年シンザン記念キョウヘイがいる。意欲的な配合が結実するかも興味深い。