超良血サイアーのサムライハートが種牡馬引退! 父はSS、母は名牝エアグルーヴ
2021年07月06日 16:52
競馬
それでも血統が評価されて、08年に北海道新冠町の優駿スタリオンステーションでスタッドイン。初年度から5年連続で100頭以上の牝馬と交配し、ピークの11年には177頭に達するなど人気を集めた。しかし、18年以降は1桁に減少。今年は3頭に交配して1頭の受胎が確認されていた。矢野氏は「良血馬ですし、残る産駒が活躍してくれることを祈ります。とても品がある馬ですので、新天地でもかわいがってもらえると思います」と話した。
代表産駒は地方で重賞11勝を挙げたオヤコダカ。中央では4勝を挙げたライトフェアリー、12年のシンザン記念で3着だったプレミアムブルーなどが出ている。
種牡馬として父系を伸ばすことは難しい状況だが、母の父としては現3歳のジョディーズマロンが2勝を挙げるなど、目が出ている。いずれは母系にサムライハート、父系にドゥラメンテやルーラーシップの血を引いた、エアグルーヴのクロスを持つ馬が現れるかも。そんな日を心待ちにしたい。