【朝日杯FS】ヴィアドロローサKOパンチだ!今週も「京王杯2歳S組」が高配当演出へ
2021年12月15日 05:30
競馬
開門と同時に角馬場でウオームアップをしていたヴィアドロローサが坂路に移り、4F66秒5で軽快にキャンターで駆け上がった。記者と同様、メラメラと燃えているに違いない。前走・京王杯2歳S(8着)はスタート直後に内の馬に寄られ、VTRでもはっきりと分かる大きな不利。陣頭指揮を執る加藤征師は「活気があって、とてもいい状態。前走はあれだけの不利があっては厳しい。まるっきり参考外。つまずいた時に右前脚に軽い外傷もあったが今は問題ない」と語った。そして、こう付け加えた。「最後はかなり脚を使っているからね」
上がり3F33秒5はメンバー最速。同3着から阪神JFに挑み、8番人気2着で3連単11万馬券を演出したラブリイユアアイズ(京王杯2歳Sは3F33秒9)より切れる脚を使っていた。勝ち馬キングエルメスは負傷で戦線離脱したが、京王杯2歳S組のレベルは高い。
さらに先週の1週前追いに騎乗した新コンビ鮫島駿の感触を記したノートを改めて見直した。「操縦性が良く、コントロールは問題ない。背中も柔らかくて、とてもいい馬。大人びていてオンとオフの切り替えもできる」。
夏の北海道では好位で流れに乗って、新馬戦→すずらん賞(芝1200メートル)を連勝。あの時のレースのうまさが本来の姿なら、G1でも侮れない存在になる。
同師は「すずらん賞は前日に雨が少し降って、やや重めの洋芝(発表は良)。今の阪神の少し力がいる芝は合うと思う」とも分析した。10月から連続開催の阪神は開催11週目。芝はタフな状態になっている。前走の敗戦だけで大きく人気が下がるのなら?狙って損がないお宝馬かもしれない。