障害王者オジュウチョウサン(牡10=和田正)が中山大障害(25日、中山)の最終追いをWコースで行った。単走で5F68秒7~1F12秒0(馬なり)。最後までしっかりした脚さばきで駆け抜けた。手綱を取った石神は「直線を向くまでは折り合い重視。スムーズに4コーナーを回り、最後の1Fは自由に走らせた。しっかりと体を使っていたし、今週がレースだと分かっているのが伝わってきた。悪さも見せず、走りに集中している」と手応え。勝てば、昨春中山グランドJ以来で自身の記録を更新する障害G1・8勝目の偉業。和田正師は「しまいまで凄くヤル気がある感じ。息遣いも良かった。前走(東京HJ3着)を見ても、勝ち負けできる力がなくなったと思っていません。中山は一番合っている」と復権を祈った。