【ヴィクトリアM】レイパパレ 坂路単走で気合注入4F52秒9で完璧!高野師自信「100点」
2022年05月12日 05:30
競馬
追い切りは坂路単走で4F52秒9~1F12秒6を計時。勾配がきつくなるラストを流すのではなく、気合を注入しての登坂。高野師は「1週前(坂路4F54秒4~1F12秒5)はやり過ぎず、やらなさ過ぎずで(この日も)似たようなコンセプト。全体の時計は求めていない。いい当該週の追い切り」と目を細めた。さらにリップサービスか?点数を問われるや「100点と言いましょう」と満点評価を与えたほどだ。
血統のバックボーンもある。全兄シャイニングレイが2000メートルの重賞を勝ったのは2歳時のホープフルS(14年、当時G2)だったが、以降は低迷するとスランプ脱出に放った一手が距離短縮。すると1400メートルの安土城Sから1200メートルのCBC賞(いずれも17年)と復活の2連勝を遂げた実績が脳裏にあるはず。ゆえに指揮官は同厩の兄の経験から妹も、ここ一番で距離短縮に踏み切った。「G1は一つ勝つだけでも威張れるが、複数となると本当に能力のある馬に限られる。評価をさらに上げる意味で負けられない気持ちです」と高野師は言葉に力を込めた。