北村友 長いリハビリを乗り越えて13カ月ぶりに復帰!「自分一人では帰ってこれなかった」

2022年06月10日 05:30

競馬

北村友 長いリハビリを乗り越えて13カ月ぶりに復帰!「自分一人では帰ってこれなかった」
今週から復帰予定の北村友一(撮影・亀井直樹) Photo By スポニチ
 ジョッキーとケガは背中合わせ。それでも馬上こそ彼らの居場所だ。落馬で復帰を危ぶまれるほどの重傷を負った北村友一(35)は9日、美浦トレセンで健在の姿を見せた。今週末に昨年5月以来の実戦復帰を果たす。団野大成(21)も骨折から約3カ月ぶりで復帰だ。
 美浦にも復帰の便りを届けた。昨年5月の落馬により戦列を離れ、11日に中京で復帰する北村友一が美浦トレセンに登場。次週18日の阪神メイン米子Sに出走予定のグラティアス(牡4=宮田)などにまたがり元気な姿を見せた。北村友は「美浦は2年ぶりくらいに来た。確かに久々だけど、こないだ栗東に行ったのも1年ぶりだったので(笑い)。新鮮でいい。いい刺激になる」と笑顔で話した。

 椎体骨折や右肩甲骨骨折。大ケガからの復帰へ、苦しいリハビリ生活は1年続いた。5月17日に栗東で調教を再開し、今週やっとターフに戻る。「何が日常で非日常か分からなかった。でも、こうやって馬に乗るのがやっぱり日常。自分一人ではここに帰ってこられなかったと本当に思う。感謝の気持ちです。騎手というより人として学ぶことが多かった。ファンの方がいるというのも強く意識して、変わらず努力していく」と決意を語った。

 土曜は4Rを皮切りに4鞍、日曜は7鞍の計11鞍がいきなりスタンバイ。「3キロ減が欲しいですね(笑い)。優しくしてくださいよ。本当に応援してください」と報道陣を笑わせた。ただ、最後には勝負師の目に変わり「あとは結果を出さないと。頑張るだけです」。白星で恩返しを。G15勝の男が感謝の騎乗を見せる。

 ◇北村 友一(きたむら・ゆういち)1986年(昭61)10月3日生まれ、滋賀県出身の35歳。06年デビュー。JRA通算9478戦806勝、重賞27勝。G1勝利は19年大阪杯(アルアイン)、秋華賞(クロノジェネシス)、阪神JF(レシステンシア)、20年宝塚記念(クロノジェネシス)、有馬記念(クロノジェネシス)の5勝。

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