“体力お化け”8歳サルサディオーネ逃げ脚磨く

2022年06月10日 05:00

競馬

“体力お化け”8歳サルサディオーネ逃げ脚磨く
サルサディオーネ Photo By スポニチ
 【大いに気になる】今、大井で一番輝いている馬。それはサルサディオーネだろう。
 牝8歳。1日に牡馬混合Jpn2「さきたま杯」を制覇。それも2年7カ月ぶり3回目の1400メートル。浦和コースは初だった。

 記者が思い出したのがメイショウバトラー。08、09年のマリーンカップを8、9歳で連覇した当時の“スーパー牝馬”にダブって見えた。

 勝因は何だったのか。これは手綱を取る矢野に聞いてみるしかない。直撃すると3つ挙げた。(1)ハナを切れた。「距離は向いていないと思っていたので、とりあえず自分の形に持ち込みたかった。ハナを譲るつもりはなかった」(2)勝負根性が凄い。「3コーナーから3着馬に並ばれる形になったがその併せ馬の形が良かった。とにかく追えば首を伸ばそうとするし、ゴール直前ではこの馬には勝ったと思った」(3)馬そのものの体力とスタッフの仕上げの能力。「昨秋3連勝したときが一番迫力があったが、今年になっても使われてへこたれない“体力お化け”。レースで、常にいい状態に持ってきてくれるスタッフも凄い」

 厩舎を含めた人馬の信頼関係の強さが年齢を感じさせない高いレベルを保っているのだ。次走は7月6日の川崎「スパーキングレディーカップ」に決定。秋のJpn1獲りへ、実戦でその逃げ脚にさらなる磨きをかけるつもりだ。

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