【七夕賞】ロザムール 華麗に加速で織り姫の舞!昨年2着雪辱へ丸田「元気いっぱい」
2022年07月07日 05:30
競馬
夏は牝馬という。過去10年で牝馬はJRA重賞137勝(牝馬限定除く)を挙げているが、そのうち58勝は7~9月に稼ぎ出した。七夕賞は例年、梅雨明け前に施行されるとあって牝馬が苦戦。過去30年で牝馬の優勝は11年イタリアンレッド(中山で代替開催)だけだが、この年はレース前日に梅雨明けが発表され、最高気温32度の猛暑の中で2頭出走した牝馬が1、3着。「夏場は冬のように体が硬くならない」(イタリアンレッドの古川助手)と夏女ぶりを発揮した。
「今回は体が硬くならずに牧場から帰ってきたようです。(梅雨明け直後の)1週前追い切りの動きもいい雰囲気でしたよ」。ロザムールの手綱を託された丸田も手応えを膨らませる。4年前の七夕賞でブービー11番人気メドウラークで勝って波乱を起こした穴ジョッキーは梅雨明けの先週土、日曜(2日福島、3日函館)のメインレースを連勝。気温とともに運気も上昇している。「七夕賞って何かあるレースなので好きなんですよ」と笑った。
梅雨明けの七夕賞に何かあるとすれば…。乱ペースに巻き込まれて前走は最下位に沈んだ織り姫の反転攻勢。猛暑の天の川に咲く愛のバラ(ロザムール)だ。