【香港C】ジャックドール軽快!モーリスと父子制覇へ、新コンビ武豊好感触「パワフルで凄くいい」
2022年12月08日 05:20
競馬
香港遠征を意識し始めたのが今春の金鯱賞1着。藤岡師は「スピードとパワーがあり、特殊な馬場にも対応ができる。あの辺りから(香港Cが)選択肢の一つに入った」と説明する。シャティン競馬場の馬場は洋芝。日本で例えると札幌や函館に近い。前々走・札幌記念の勝利が参戦の決め手になった。「シャティンの方が少し直線は長いけど馬場傾向は似てるし、適性はあると思う」と確かな手応えをつかんでいる。
前走の天皇賞・秋は競り合いを避け、リズム重視で道中4番手につけた。パンサラッサの逃げはハイペースだったが2番手以降は大きく離され、スローの流れ。結果的に1着イクイノックス(上がり3F32秒7)、3着ダノンベルーガ(同32秒8)と決め手勝負になった。持久力勝負を得意とするジャックドールにとっては厳しく、上がり3F33秒5と自身の限界は出し切ったが切れ負けて4着。それでも藤岡師は「パンサ以外はスローだったし道中、前との差が開きすぎた。負けはしたが最後まで脚は使っている。全体的な能力が高いし、かみ合えばG1を獲れる」と前を向く。
武豊は01年香港ヴァーズ(ステイゴールド)、15年香港C(エイシンヒカリ)を勝つなどコースを熟知している。鞍上は「これだけの馬でワクワクしている。芝の感じは合っていそうだし、何とか結果を出したい」と期待十分だ。父モーリスは16年香港Cで有終V。父子制覇へ、期待が膨らむ。