【ホープフルS】ファントムシーフ ロスなく走れる最内枠!2歳馬はより枠の恩恵大

2022年12月28日 05:30

競馬

【ホープフルS】ファントムシーフ ロスなく走れる最内枠!2歳馬はより枠の恩恵大
ファントムシーフ Photo By 提供写真
 今季好調だったG1新企画「展開王」。今年ラストのホープフルSは、スプリンターズSの当欄で◎ジャンダルム(8番人気)を推奨した高木翔平記者が担当する。ホープフルSは内枠&先行勢有利の傾向を踏まえ、最内枠のファントムシーフで勝負する。
 3日前に行われた有馬記念。1~6着を2~9番枠の馬が独占し、単勝152倍の2番枠イズジョーノキセキ(4着)があと少しで3着というシーンもあった。結果的に、当週木曜の公開枠順抽選会で笑顔を見せた陣営がそのまま賞金を手にする形に。厳寒期でパワーを要する中山ターフ。直線まで力を温存するためにコースロスは一番の敵だ。

 ホープフルSも枠順による傾向が顕著だ。G2時代を含めた14年以降、勝ち馬の平均馬番は5・9。10番枠より外の枠から勝った馬はいない。特に近年はその傾向が強く、近4年で1~3着の平均馬番は4・8番で、全て1~10番枠の馬だった。屈強なG1馬たちも苦しむ暮れの中山ターフ。成長途上の2歳馬ならなおさら枠の恩恵は大きい。

 今年はグリューネグリーンの単騎逃げ濃厚で、道中は息が入る展開に。最も恩恵を受けるのが◎ファントムシーフ。最内枠からスッと好位インをゲットし、本命ジャンダルムが2番枠から絶好位を得たスプリンターズSとイメージがかぶる。有力どころが互いを意識しながら動き始めるのは早くても向正面の中盤過ぎか。同じくスローだった野路菊Sを見事なロングスパートで押し切った◎にとってはすでに経験済みの展開だ。外を回るロスがあった他の人気勢を尻目に余力たっぷりに抜け出してくる。

 休み明けの前走で見違えるような走りを披露した。今回も3カ月ぶりの実戦となるが、不安よりもさらなる上昇への期待が高まる。○はシンプルな実力なら抜けていると思うミッキーカプチーノ。大外枠からでも地力だけで上位に食い込みそうだ。馬券は(1)から。

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