【住之江ボート・SG第38回グランプリ連載<2>】今垣光太郎 過去の経験を武器に

2023年12月06日 10:00

ボートレース

【住之江ボート・SG第38回グランプリ連載<2>】今垣光太郎 過去の経験を武器に
豊富なキャリアを生かしたい今垣光太郎 Photo By スポニチ
  ≪今垣光太郎(54=福井、賞金17位、4年ぶり15回目)≫
 
「情けなかったです…」
 地元三国で開催されたSGチャレンジカップ優勝戦。非情にも無残な結果に終わった光太郎は記者にそう告げて三国を後にした。

 「地元でSGを走れるのはこれが最後だと思う」

 覚悟を決めて臨んだ大会。“地元SG優勝”という夢の一つが手の届くところにあったから、その悔しさたるや想像に難くない。予選トップ通過が決まった時は安どの表情を浮かべた。あと2回逃げたらオールスター、グランプリと並んで欲するものが手に入る。天国への階段を上っていたかに見えたが、突如それが崩れた…。準優はインからコンマ26と遅れる悔しい2着。4号艇となった優勝戦はピット離れで遅れ、得意のカドにも持ち込めず6着…。過去3回の地元SG同様、気持ちが入り過ぎての“空回り”が敗因だった。

 しかし、このチャレンジカップへかける熱い思いは無駄ではなかった。優勝戦を完走したことで賞金ランク17位まで浮上、4年ぶりにGPに行けるのだ。

 2日に三国で行われたグランプリ壮行会は、私傷病のため欠席した。全身全霊で獲りにいった地元SG。その代償は大きく心も体も傷だらけなのだろう。GP15回目の出場はメンバー最多。その経験を生かし、心も体もリフレッシュして平常心で臨む光太郎は、やはり不気味な存在である。

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