【大井・勝島王冠】サヨノネイチヤ重賞初制覇！豪快な末脚でゴール前“ギリギリ”差し切った
2023年12月08日 05:00
競馬
「第15回勝島王冠」が7日、大井競馬場で行われた。5番人気のサヨノネイチヤがゴール前差し切り優勝、5連勝で重賞初制覇した。
ゴールの瞬間のスローモーションが場内のモニターに映し出されると「どっちだどっちだ」「同着か」とファンも興奮気味にのぞき込んだ。先に抜け出した内ライトウォーリア、豪快な末脚で追い込んだ外サヨノネイチヤ。長い写真判定の末、掲示板の上に数字が挙がったのは「2」サヨノだった。
ゴールの瞬間、負けたと思って思わず新聞を投げ捨てた坂井師。対照的にゴール後、左手でガッツポーズを作った西。結果は実際馬にまたがっていた騎手の感覚の勝利だった。B1からの格上挑戦。失うものがない中で思い切った騎乗ができた。道中は中団で脚をためると3コーナーから外に出して一気に仕掛けていった。直線は大外に出し、ライトとロードレガリスの競り合いを追走した。残り100メートルでロードが脱落すると、右ステッキの連打で前を追い詰める。一完歩ごとに差を詰めて馬体を並べたところがゴールだった。
2つ目の重賞制覇となった西は「大きいところを獲れる馬だと思っていたので結果を出せてうれしい」と興奮を隠し切れない。今後は休養に入って「来春のブリリアントC（4月9日）を目指す」と坂井師。さらなる進化を遂げて帰ってくるこの馬のレースが今から楽しみだ。
◆サヨノネイチヤ 父ダノンレジェンド 母オムスビ（母の父オレハマッテルゼ） 牡4歳 大井・坂井英光厩舎 馬主・吉岡泰治氏 生産者・北海道浦河町の木村牧場 戦績12戦10勝 総獲得賞金4294万円。
ゴールの瞬間、負けたと思って思わず新聞を投げ捨てた坂井師。対照的にゴール後、左手でガッツポーズを作った西。結果は実際馬にまたがっていた騎手の感覚の勝利だった。B1からの格上挑戦。失うものがない中で思い切った騎乗ができた。道中は中団で脚をためると3コーナーから外に出して一気に仕掛けていった。直線は大外に出し、ライトとロードレガリスの競り合いを追走した。残り100メートルでロードが脱落すると、右ステッキの連打で前を追い詰める。一完歩ごとに差を詰めて馬体を並べたところがゴールだった。
2つ目の重賞制覇となった西は「大きいところを獲れる馬だと思っていたので結果を出せてうれしい」と興奮を隠し切れない。今後は休養に入って「来春のブリリアントC（4月9日）を目指す」と坂井師。さらなる進化を遂げて帰ってくるこの馬のレースが今から楽しみだ。
◆サヨノネイチヤ 父ダノンレジェンド 母オムスビ（母の父オレハマッテルゼ） 牡4歳 大井・坂井英光厩舎 馬主・吉岡泰治氏 生産者・北海道浦河町の木村牧場 戦績12戦10勝 総獲得賞金4294万円。
