【芦屋ボート G1第70回九州地区選手権】原田幸哉 地元SG出場へ優出譲れん
2024年01月31日 10:00
ボートレース
「オーシャンカップのためにも、優出は外したくないという強い気持ちで1節間を走りたいと思います」
原田だけではない。長崎支部でボーダーより上の選手は現在ゼロ。地元勢不在となればファン、関係者に申し訳ない。特にエース原田にかかる責任は重大で、4月までのG1はとにかく全力。幸いにして近況はいいイメージで走れている。
「12月のまるがめG1から気持ちを切り替えて走っています。レースで自分が消極的だったり、メンタルがダメでそれを改善したいんです。今のところいいイメージで走れていますよ」
成果はすぐに現れた。12月のまるがめG1、F休み明けの戸田一般戦と2節連続で優出。予選落ちした直前の浜名湖周年でも、レース内容には満足感も芽ばえてきた。そう考えれば芦屋参戦のタイミングはドンピシャかもしれない。
「あまり淡水は好きじゃないけど、芦屋に関しては違和感なく走れています。乗りやすい水面だし、淡水の中では1番好きかな」
地元SGへの思い、気持ちの切り替え、芦屋へのイメージ。原田を九州チャンプに近づける要素は多い。あえて、もう一つ要素を挙げるとすれば、2月18日に締め切りが迫るオールスターのファン投票だ。
「オールスターに選ばれるには微妙な年齢になってきたし、レース内容的にも今のままじゃまずいと思います。お客さんにいいイメージで投票してもらいたいし、芦屋ではそういうアピールもしていきたいです」
勝利にこだわり、内容も求める。いかにも原田らしい。大時計を圧倒するスタート、長身から繰り出すダイナミックなターン。ファンは原田の魅力を強く感じたい。その先には初の地区選タイトルが待っている。