【フェブラリーS】ドゥラエレーデ 坂路で自己ベスト4F49秒1!ムルザバエフ「状態がいい証拠」
2024年02月15日 05:26
競馬
2走前からダートに戻して、チャンピオンズC、東京大賞典と続けて3着に好走。2走とも手綱を取ったムルザバエフは「精神力の強さが一番のストロングポイント。どんな状況でも諦めず、精いっぱい走ってくれる」とパートナーを評価する。唯一の不安は芝を含め、キャリア最短の1600メートル。「いつものようにいいポジションを取れるかは、やってみないと分からない」と慎重な口ぶりだが芝スタート(ゲートから約150メートル)なら持ち前のダッシュが利く。「芝を経験しているのは強み。そこが少しでもいい方に出てほしい。長く脚を使えるので直線が長い東京は合うはず」と適性を見込んでいる。
ダート界を代表するG1馬レモンポップ、ウシュバテソーロを相手に食い下がった実力は本物。芝&ダート双方でのJRA・G1制覇へ、最も手が合う名手が巧みな手綱さばきでゴールに導く。
《池添師相性抜群》ムルザバエフは4度目のJRA短期免許取得。「勝つために日本に来ました。ドゥラエレーデは素晴らしい馬。またコンビを組めるのがうれしい」と頬を緩める。これまでJRA通算30勝をマークし、厩舎別では池添厩舎で最多タイの3勝。【3・2・4・4】で勝率23.1%、連対率38.5%、複勝率69.2%。単勝回収率821%、複勝回収率328%と驚異的な数字を誇る。「たくさん乗せてもらって池添厩舎の皆さんに感謝しています」と律義に答えた。昨年暮れは厩舎の忘年会に参加し、交流を深めた。「池添先生の人柄は素晴らしい。将来、日本を背負っていく調教師になると感じている」とトレーナーに信頼を寄せている。
【短期免許】JRAは14日、バウルジャン・ムルザバエフ(31=カザフスタン)に短期騎手免許を交付すると発表した。期間は17日から4月14日まで。身元引受調教師は清水久詞師(栗東)、契約馬主は米本晃子氏。