【高松宮記念】ロータスランド 有終ごぼう差し!辻野師「雨が降れば降るほどいい」
2024年03月23日 05:16
競馬
スプリント戦らしく、香港馬ビクターザウィナーをはじめ、快速馬がそろった。香港馬はスタートが速くスピードも相当だが、昨秋のセントウルSを逃げ切ったテイエムスパーダが、今回も自身のスタイルを貫いてハナは譲らない。スプリント初参戦のウインカーネリアン、昨年のスプリンターズSを制したママコチャが7枠から気合をつけて好位置を取りにいく。マッドクール、ルガルがその直後。序盤から激しいポジション争いが繰り広げられる。テイエムスパーダはため逃げではなく、気分良くスイスイ飛ばすタイプ。中団のプレッシャーもかけられながらの先行勢は、道中で息を入れるタイミングがない。最後の急坂で苦しくなる先行勢。ゴール前で前と後ろがガラリ入れ替わる。
本命は末勝負に徹する馬から選びたい。ソーダズリングとロータスランドで迷ったが天気予報は土曜がずっと雨で、日曜も午後から傘マーク。道悪適性を考えて後者に本命を打つ。高松宮記念は3年連続の参戦で、重馬場だった22年は中団から差して首差2着。あと一歩のところまで迫った。泥んこ馬場で行われた昨年は4角で少し窮屈なシーンもあり0秒5差の6着に敗れたが、道悪は【3・2・0・1】と得意。管理する辻野師は「雨は降れば降るほどいい」と荒れ馬場を歓迎する。
アイドルホース・メイケイエール、良血ディヴィーナと同じく今回がラストラン。最終追いは、併せ馬できっちり仕上げてきた。ここ3走で上がり3F最速が2回。7歳でも肉体的な衰えは全く感じない。後方待機から先行勢をまとめて差し切る。