【京都新聞杯】ジューンテイク 重賞初制覇でダービー切符 大舞台へ藤岡「いい馬でチャレンジできる」

2024年05月05日 05:10

競馬

【京都新聞杯】ジューンテイク 重賞初制覇でダービー切符 大舞台へ藤岡「いい馬でチャレンジできる」
<京都11R・京都新聞杯> 内から抜け出し勝利するジューンテイク(左) (撮影・亀井 直樹)  Photo By スポニチ
 さあ行こう、ダービーへ。「第72回京都新聞杯」が4日、京都競馬場で行われた。8番人気ジューンテイクが重賞初制覇。賞金加算を果たし、ダービー(26日、東京)へ歩みを進める。
 内ラチ沿いから鮮やかに抜け出した。初コンビの藤岡が見事なエスコート。ジューンテイクを重賞初Vへ導いた。引き揚げてきて「ヨッシャー。OK!」と喜びを表現。武英師と力強い握手。最内1番枠を生かした完璧な立ち回りだった。

 これまでの差すスタイルを封印した。道中4番手から積極的に。「いつもポジション取りが後ろになるということで仕掛けて出して行った。道中はなだめながら追走したので(最後は)何とか我慢してくれと思っていた」と振り返る。

 祈りが通じた末脚。直線は内ラチ沿い1頭分のスペースに進路を取るとグイッと加速した。メンバー最速上がり3F33秒6でVゴールへ。「(直線は)間を割ってこられれば抜け出せる手応え。調教に乗った時に(重賞でも)やれるという感触をつかんでいました」と相棒を称えた。

 賞金を加算できたことが大きい。藤岡は「いい馬でダービーにチャレンジできると思います」と期待を寄せた。武英師は「ダービーは一度も出ていないので、無事なら向かいたい。自在性があって奥が深い。前回に比べて(状態は)だいぶ良かった」と夢を膨らませた。父キズナは13年にこのレースを勝ち、ダービーも獲った。偉大な父の背中を追いかける春、栄光への旅は続く。

 ジューンテイク 父キズナ 母アドマイヤサブリナ(母の父シンボリクリスエス)21年3月27日生まれ 牡3歳 栗東・武英厩舎所属 馬主・吉川潤氏 生産者・北海道浦河町のヒダカフアーム 戦績9戦3勝(重賞初勝利) 総獲得賞金9820万5000円 馬名の意味は「冠名+取る」。

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