【前橋競輪 G3三山王冠争奪戦 最終日】小林泰正が記念初V「獲れて良かった」

2024年06月04日 19:17

競輪

【前橋競輪 G3三山王冠争奪戦 最終日】小林泰正が記念初V「獲れて良かった」
地元記念を制し三山王冠を“かぶる”小林泰正 Photo By スポニチ
 前橋競輪の開設74周年記念「三山王冠争奪戦(G3)」決勝戦が行われ、地元の小林泰正(29=群馬・113期)が同期・真杉匠の番手から抜け出し、完全Vで記念初優勝を決めた。
 前橋記念を地元勢が制したのは09年の矢口啓一郎(86期)以来15年ぶりとなった。

 レースは真杉―小林―佐々木の後位を森田と橋本で並走し、平原―佐藤―窓場―村田が続き周回。青板Bで窓場―村田で上昇すると、真杉が突っ張る。赤板4番手から森田が仕掛け、真杉と踏み合い。最終Hで森田が後退すると、平原―佐藤で捲る。それに合わせて小林が番手捲りで快勝。平原と佐々木が絡み佐藤が突っ込み2着に入った。

 小林は「本当にラインのおかげでここまで来られた。真杉君が行ってくれたので自分が絶対に獲らないと、と思って走った。同期がどんどん活躍する中、自分は獲れなかったので獲れて良かったです」と満面の笑みで話した。

 次走は11日から岸和田で行われるG1高松宮記念杯。「真杉君、森田君に比べて自力は劣る。もう1回、逃げの決まり手を増やして前後逆でも任せてもらえるように。次のG1も頑張ります」と力強く話した。

 ◇小林 泰正(こばやし・たいせい)1994年(平6)8月12日生まれ、群馬県安中市出身の29歳。日体大卒。2018年7月、前橋競輪場でプロデビュー。師匠は叔父の小林潤二(群馬=75期)。通算479戦156勝。1メートル68、66キロ。血液型A。

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