【ボート ピットUP】西岡顕心 デビュー初優勝で一気に素質開花
2024年06月08日 04:45
ボートレース
「Fを切った三国で、上條暢嵩さんからスタートに関するアドバイスをいただいた。自分の中で明らかに変化があった」
SNS界隈が沸いたのは2節連続地元Vを狙った5月のGW戦だった。またもや優勝戦1号艇。ただ、2コースから鋭いスタートを決めた竹田和哉に捲られてしまう。それでも西岡は諦めない。素早く立て直すと前を猛追。コーナーごとに前を詰めて、2周2マークで一度は前に出た。ゴール前まで続いた攻防に競り負けたが『負けてなお強し』を印象づけた。
「地元というこれ以上ない舞台で初優勝できた。この1回に満足することなく積み重ねていきたい」
この2回の地元戦の後、鳴門で準優勝戦1号艇、津でも予選突破して今期勝率はA1ペースだ(7日現在6.68)。最優秀新人の対象期として最後の1年。今期にA1勝率獲得なら、来年のトップルーキーの可能性も出てくる。5月末には、3期後輩で香川支部2人目の養成所チャンプとなった水谷理人がデビュー初優勝。香川支部旋風をさらに加速させた。2人のチャンプがこれからの香川、いや艇界全体を盛り上げる。期待しよう!
▼西岡顕心選手の今後の日程…現在は30日間のフライング休み中。復帰戦はまるがめ一般戦(7月9~14日)。
◇西岡 顕心(にしおか・けんしん)2001年(平13)7月7日、香川県生まれの22歳。129期生として21年11月にまるがめでデビュー。初勝利は22年12月のびわこ。初優出は23年7月の尼崎。通算4優出1V。同期に藤原碧生、山田理央ら。1メートル65。血液型AB。