【岸和田競輪 G1高松宮競輪杯、パールC】11日開幕! 地元・古性優作の3連覇なるか
2024年06月10日 13:05
競輪
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脇本は復帰した前回の全プロでは動きに精彩を欠いた。今回までにどこまで戻しているか。完調での規格外のパワーが見たい。
寺崎が力をつけている。強烈ダッシュを生かして他派を封じる。窓場が今年になって急上昇。前回の前橋記念の走りも抜群だった。上位進出の期待がかかる。
好調キープの清水にも注目だ。前回、全プロでも隙を見せずに勝利した。犬伏、松浦との連係で強力・近畿勢に挑む。
松浦は復調途上だが抜群のレースセンスで浮上は必至。犬伏の気配が上向いており、持ち味のパワー全開で奮戦だ。
中部勢の山口、浅井は混戦に持ち込み一撃を狙う。山田は昨年、決勝進出を決めている。自在の走りからの強襲に注目したい。
【先行予想・東】決勝戦まで西日本の選手との対戦がないとすれば、強力な先行選手を誇る南関ラインが有利にレースを組み立てる。
中心は深谷知広。強力なカマシ、捲りで活躍中だが、勝負の東日本準決勝となれば北井、松井の徹底先行型がいる以上、番手戦が有力だ。
最終バック番手回りから、捲ってくる選手をけん制して迫力の差しで抜け出し、西日本との決勝戦に向かう。
深谷と同様、郡司も番手戦が可能な構成。北井、松井も会心駆けでゴール前は好勝負。南関ラインで上位独占を狙う。
真杉は戦歴以上のレース内容。うまさも加えた走りで対抗する。マークの平原はダービーVで復活を誇示。真杉を好援護する。
動きが光る吉田は真杉の番手回りも十分で浮上は必至。新山が持ち味の先行力で奮戦。前回から復帰した新田が実績の走りで激戦を抜け出すシーンも。レース巧者の佐藤もするするとゴール前で脚を伸ばす。
【西の主役】今年はG1Vこそないが賞金ランキングは3位。清水裕友は記念2Vに加え、全てのビッグレースで決勝進出と抜群の安定感を誇る。
前回の高知全プロ競輪でもG1レベルのメンバーの中で連勝でVを飾るなど、勢いは加速している。
前回のレース内容も良かった。初日は捲り、2日目は犬伏湧を目標に差し切り。自力、マークとオールラウンダーとしての強さが清水の持ち味だ。
「入る前は良くない感じでしたが、徐々に上向いていました。タイトルを獲ってのグランプリ出場が目標なので、高松宮記念杯へ向けて気持ちを高めていきたい」
【東の主役】昨年はオールスター、競輪祭と2度のG1制覇。真杉匠はグランプリでも3着の活躍で、今年はさらなる飛躍が期待された。
それが1月、練習中に落車。予定は大幅に崩れた。2月全日本選抜から復帰したが、とても本来の動きではなかった。以後も完調でない走りが続いたが、4月西武園記念でV。復活ののろしを上げた。
ダービーでは準決勝で敗退したが積極的な走りは光った。以後のレースでも1着が増え、力強い仕掛けが戻っている。
強さの秘密はグングンカカっていく先行力、スピード強烈な捲りにあるが、展開に応じて柔軟にレースを組み立てるクレバーさも大きい。
競輪祭を単騎で勝ったように、隙を見逃さず、勝負どころで爆発的に踏み込む。
東日本は南関勢に強力な先行選手がいて優勢だが、思惑通りには運ばせない。
「体の状態が良くなって、状態は上がっている。さらにレースでの精度を上げていきたい」
復活の走りで東日本を勝ち上がり、王者・古性との対決に向かう。
冬場で好成績を残し、夏場から終盤戦へかけてはリードを守ることが続いていたが、今年は1年を通じて調子をキープすることを課題に挙げる。
スピードの上がる夏場への対策など、さらなる強さへの追究に余念がない。
古性を絶対エースとする近畿勢は強力そのもの。それでも打ち破るしかVはない。勢い十分の熱い走りから目が離せない。
【パールカップ西日本】児玉碧衣が4月の地元でガールズクラシック(G1)を制し、続く2場所も完全Vと屈指のスピードを見せつけている。実力者がそろう西日本を勝ち上がればG1連続V濃厚だ。
坂口が3場所連続V。タイトルに懸ける気持ちは強く、児玉より先に仕掛ける展開で逆転も。
尾方も積極的な走り。タイミング良く仕掛けて粘り込むか。
ダッシュ力を生かす山原は会心のスパートから児玉を脅かす。吉川はビッグレースで抜群の安定感。好位キープからの追い込みがある。実績十分・小林優が調子を上げてきた。日野が波乱を呼ぶか。
【パールカップ東日本】予選、準決勝は東日本だけのレースになる。捲り鋭い尾崎睦に期待した。近況の動きも良く、好機スパートで押し切るか。
石井寛は抜群のレースセンスで安定した成績。好位キープから直線勝負へ。
石井貴が復活の走り。的確な位置取りから最後は捲り気味に強襲する。
小林莉も動く選手の後位をキープして抜け出しを図る。4場所連続Vと実力アップ中の飯田はチャレンジャーの立場。伸び伸び走ってトップクラスを脅かす。
久米は昨年の決勝で2着と活躍した。調子を戻しての快走に注目。奥井は力強い先行で粘り込む。