【新潟2歳S】スリールミニョン重賞も勝つ!名付け親で乗り役まなみ手応え「パワーアップ」
2024年08月20日 05:30
競馬
自ら手綱を取った7月の小倉新馬戦は好位から抜け出し、1番人気に応えた。「調教の感じだと“千二かな”と思っていたんですが、実戦だと距離に融通が利くと思いました。距離は大丈夫だと思います」と2Fの距離延長にも手応えをつかんでいる。送り出す高橋康師も「前走の内容を見ても距離はあった方が良さそう。ジョッキーも競馬がしやすいと言っていたし、ここを目標に逆算して調整してきました」と意気込む。
鞍上が騎乗した1週前追いはCWコース3頭併せ。年長馬2頭の間から力強く伸び、ラスト2Fは11秒3→11秒2の好時計で駆け抜けた。「調教の動く馬に食らいついてました。使ったことでパワーアップしたように感じます。まだ幼い部分もありますが、少しずつ大人になっていると思います」と成長に目を細めた。
当レースが芝外回りのマイル戦になった02年以降、前走1200メートル戦からの距離延長組は【0・3・4・59】と勝ち切れていない。それでも指揮官は「精神面の強い馬。新潟の暑い時季でも大丈夫だと思います。あとはジョッキーが自分で組み立てて乗ってくれると思います」と愛弟子に託した。
ハードルは高いが、所属厩舎の管理馬で人馬は密にコミュニケーションを取っている。コンビ愛は誰にも負けない。6月のマーメイドS(アリスヴェリテ)で重賞初制覇を達成した永島にとって、当レースは昨年のルクスノア(4着)に続く参戦となる。この1年間で成長した姿を披露してくれるだろう。新潟の長い直線を先頭で駆け抜けた時、最高の“笑顔”がはじける。