キタノクニカラが2度目の重賞挑戦となる京王杯2歳Sで成長を示す。デビュー戦を快勝して臨んだ新潟2歳Sは最後方から内を伸び切れず8着。それでも自己条件に戻った前走アスター賞は2着と巻き返した。小島師は「なかなか強い相手とやってきたからね。トモが甘くて、まだちょっと左回りがどうかなというのもある。(前走の中山から)東京に替わってどうなるか。そこら辺のバランスが良くなってくれれば」と期待する。
Wコースでの1週前追い切りは馬なりで4F55秒0~1F11秒6と機敏な動きを披露した。僚馬で2つ上の全姉キタウイングは新潟2歳SとフェアリーSを制し、昨年の牝馬3冠皆勤。血統面も魅力だ。「走ることに関してのモチベーションはしっかりしている馬なのでそこに期待したい」と師。大箱の東京で長い脚を使えば、♪ああ~あああああ~と名作ドラマの主題歌が聞こえてくる。