【競輪 浅井康太コラム「虎視眈々」】丁寧に、地道に、コツコツと それが一流になるための努力

2024年10月31日 05:00

競輪

【競輪 浅井康太コラム「虎視眈々」】丁寧に、地道に、コツコツと それが一流になるための努力
全国新酒鑑評会で金賞を受賞した「噴井」 Photo By 提供写真
 先日、行われたG1寛仁親王牌では大阪の古性優作君が優勝しました。おめでとうございます。
 決勝戦で見せた判断、そしてハンドルさばきは超一流でしたね。レースを見ていた皆さまも驚いたのではないでしょうか。あの判断と操作能力は素晴らしいの一言です。改めて、凄い選手だと感じる開催になりました。競輪選手は、あのレベルに近づくためには、何をすべきかを引き続き考えた方がいいだろう。

 さて、私の地元の同級生が作っているお酒が今年の「全国新酒鑑評会」にて金賞を受賞しました。細かい作業を丁寧に、コツコツと地道にやったと聞きました。そして金賞受賞は17年ぶりらしいです。こちらも、おめでとうございます。

 身近で頑張る同級生の姿を見ていると、自然にやる気をもらえる。そして、身近で結果を出してくれたことで、私も結果を求めたい気持ちが強まりました。人付き合いは難しいけれど、とても大切な部分だと思います。以前に比べ、今はいい人たちが周りにいてくれて充実した日々を過ごせています。

 最近始めたトレーニングでは先生からこう言われました。「40歳としての知識はあるけれど、この部分では…」。さすがに、これ以上はヒントになる可能性があるので言えませんが、同級生もそれを感じながらお酒に対して向き合ってきたのでしょう。結果を出すために必要な共通点を再度確認できた気がしました。

 二流や三流が、一流選手と同じことをしようなんて思っては駄目。一つ一つの技術を身につければ強くなれる。というか、なっているでしょう。今、向き合うべき点を見つけることで各自の成長につながると思います。私も一流になれる努力を今後もやっていきたい。そして次の四日市記念、その次の競輪祭につなげられるように。

 最後になりましたが、三重県四日市市にある石川酒造の「噴井(ふきい)」。ぜひ一度飲んでみてください。(競輪選手)

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