【BCクラシック】3着奮闘フォーエバーヤング 来年雪辱必ず!藤田オーナーXで挑戦表明
2024年11月04日 05:14
競馬
1番枠から積極的に仕掛けて好位へ。坂井が「嫌な枠順だなと思いましたが、逆にそれを生かすように」と切り替えて臨んだ。キックバッグを避けながらロスなく運ぶことを意識。道中で先頭に立ったフィアースネスのペースアップに食らいつき、後方追走から捲って先団に進出したシエラレオーネを追ってギアを切り替えた。ケンタッキーダービーと同じ着順でも、持てる力を出し切っての敗戦。矢作師は「ペースは少し速かったですけど、それは結果論で、現実に(先行した)フィアースネスをかわせなかった」と受け入れた。
2勝した21年のBC開催に続く偉業に挑んだ指揮官。「何とか世界一の馬にと思っていました。今回はかなわなかったですが、晩成だったリアルスティールの産駒ですし、古馬になってもっと強くなって、この世代のトップに立ちたいなという思いは変わっていません」とリベンジを誓った。
藤田晋オーナーも自身のX(旧ツイッター)で「来年また挑戦します!」とポスト。矢作厩舎で管理した父リアルスティールはクラシック3冠こそ惜敗続きで無冠に終わったが、4歳春の16年ドバイターフで待望のG1初制覇。今後も大きな壁となるであろう、同世代のライバルに追い付け追い越せ――。来年もブリーダーズCの開催地として決まっているデルマーに、さらに強くなって帰ってくる。